マイカーローンを利用して車を購入する場合、申込から実際に資金が振り込まれるまでには複数の手続きが必要です。スムーズに進めば1~2週間程度で融資を受けられますが、申込状況や必要書類の準備状況によってはさらに時間がかかることもあります。
手続きの流れを事前に把握し、必要書類を早めに準備しておくことで、納車までのスケジュールを計画的に進められます。

金融機関によって細かな手続きに違いはありますが、マイカーローンの申込から融資実行までは基本的に同じ手順をたどります。現在では多くの金融機関がインターネットでの申込に対応しており、来店不要で契約まで完結できるローンも増えています。
マイカーローンの手続きは、大きく分けて仮審査、本審査、契約、融資実行という4つの段階で構成されています。各段階で求められる書類や確認事項が異なるため、それぞれの内容を理解しておくことが重要です。
三菱UFJ銀行の公式情報によれば、申込から借入まで10日~3週間ほどかかるとされています。
ただし、申込受付時間や審査状況によっては、さらに日数を要する場合があるため、納車予定日から逆算して余裕を持った申込が必要です。
マイカーローンの最初のステップとなるのが仮審査です。
多くの金融機関では、購入する車が正式に決まっていない段階でも仮審査を申し込むことができます。仮審査で融資可能な金額を把握してから車種を選ぶという方法も有効です。
仮審査の申込は、基本的に申告内容に基づいて機械的にチェックされるため、書類の提出は原則不要です。ただし、正確な情報を入力することが求められます。
| 申告項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 本人情報 | 氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス |
| 勤務先情報 | 勤務先名称、所在地、電話番号、勤続年数、雇用形態 |
| 収入情報 | 年収、給与形態(月給・年俸など) |
| 借入希望内容 | 借入希望額、希望返済期間、ボーナス返済の有無 |
| 他社借入状況 | 住宅ローン、カードローン、その他ローンの残高と月々の返済額 |
仮審査の結果は、最短で即日、通常は数日以内に電子メールまたは金融機関のマイページで通知されます。仮審査に通過した場合は次の本審査へ進みますが、希望額が減額される場合もあります。
その際は、購入する車のグレードを見直すか、頭金を増額するなどの検討が必要です。
仮審査の結果は信用情報機関の履歴に残らないため、複数の金融機関で仮審査を受けることも可能ですが、最終的には1つに絞り込んで本審査へ進むことになります。
仮審査を通過すると、本審査に進むための書類提出が求められます。本審査では申告内容を公的書類で確認するため、複数の書類を用意する必要があります。
金融機関によって必要書類は若干異なりますが、共通して求められる主要な書類があります。
本審査では、本人確認、収入証明、資金使途確認という3つの観点から書類が求められます。十六銀行の手続き案内にもあるように、これらの書類を事前に準備しておくことで手続きをスムーズに進められます。
現在は、スマートフォンで撮影した画像をアップロードする方法が主流となっています。専用URLにアクセスして必要書類の画像データを送信するだけで提出が完了します。
ただし、画像が不鮮明だったり、必要な情報が欠けていたりすると再提出を求められるため、撮影時には文字がはっきり読めるかを確認しましょう。
金融機関によっては郵送や窓口での提出も可能ですが、時間がかかるため、インターネットでの手続きを希望する場合はアップロード方式が推奨されます。

必要書類を提出すると、金融機関による本格的な審査が開始されます。本審査は仮審査よりも詳細かつ厳格に行われ、結果が出るまでに数日から1週間程度を要することが一般的です。
本審査では、提出された書類の内容確認に加え、信用情報機関への照会や勤務先への在籍確認が行われます。
信用情報機関には、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、株式会社日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)があり、過去のローンやクレジットカードの利用履歴、返済状況が記録されています。
| 確認項目 | 確認内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 書類の真正性確認 | 提出書類の内容と申告情報の一致 | 虚偽申告の防止 |
| 信用情報の照会 | 過去の返済履歴、金融事故の有無 | 返済能力と信用性の評価 |
| 在籍確認 | 勤務先への電話による在籍確認 | 収入の継続性の確認 |
| 返済比率の計算 | 年収に対する年間返済額の割合 | 返済可能性の判断 |
本審査では、申告した勤務先に本人が実際に在籍しているかを確認するため、金融機関から勤務先へ電話が入ることがあります。本人が直接電話に出られなくても、同僚が「本日は休みです」「外出中です」などと応対すれば在籍が確認できるため、問題ありません。
ただし、応対をスムーズにするため、事前に電話の時間帯を指定できるか金融機関に相談することもできます。
本審査に通過すると、金融機関から審査結果が電話またはメールで通知されます。その際に正式契約の手続き方法についても案内されます。近年は、インターネットバンキングを利用したWeb完結型の契約も増えており、来店不要で契約を完了できる金融機関が多くなっています。
正式契約の際には、車両の売買契約書と支払先の振込先情報を提出する必要があります。これらは融資金の使途を最終的に確認し、適切な振込先を特定するために必要な書類です。
Web契約を選択する場合は、インターネットバンキングのログインパスワードが必要です。画面の指示に従って契約内容を確認し、電子的に同意することで契約が成立します。
一方、店頭契約では金融機関の窓口を訪問し、担当者から直接説明を受けながら契約書に署名・押印します。じっくり説明を聞きたい場合や、疑問点を直接相談したい場合は店頭契約が適していますが、時間の都合がつきにくい場合はWeb契約が便利です。

契約手続きが完了すると、いよいよ融資が実行されます。融資実行のタイミングや方法は金融機関によって若干異なりますが、基本的には契約完了後、数日から1週間程度で実行されます。
多くの金融機関では、融資金をいったん契約者本人の口座に入金した後、即座に金融機関が契約者名義で販売店の指定口座へ振り込む方式を採用しています。
この方法により、契約者自身が販売店へ振り込む手間が省かれると同時に、金融機関側も資金が目的通りに使用されたかを確認できます。
融資実行後には、販売店への支払いが正常に完了したかを確認しましょう。また、金融機関によっては融資実行後に車検証の提出を求められることがあります。
特に借り換え資金として利用した場合は、既存ローンの完済証明書を提出する必要があるため、前の金融機関から必ず取り寄せて提出してください。
マイカーローンの申込から融資実行までの全体的な期間は、順調に進んで1~2週間、状況によっては3週間以上かかることもあります。特に、自動車購入の繁忙期(3月や9月など)は申込が集中し、審査に通常よりも時間がかかる傾向があります。
納車予定日が決まっている場合は、その日から逆算して余裕を持って申込を行うことが重要です。特に以下の点に注意することで、手続きを円滑に進められます。
| 段階 | 所要期間の目安 | スムーズに進めるコツ |
|---|---|---|
| 仮審査 | 即日~数日 | 正確な情報を入力し、メール設定を確認しておく |
| 書類準備・提出 | 1~3日 | 仮審査申込前に必要書類を揃えておく |
| 本審査 | 3日~1週間 | 勤務先に在籍確認の電話が来る可能性を伝えておく |
| 契約手続き | 1~3日 | 売買契約書を早めに入手し、振込先情報を確認 |
| 融資実行 | 契約後3~7日 | 振込手数料の準備と販売店への連絡 |
手続きの遅延を防ぐためには、いくつかの注意点があります。最も多いトラブルは、必要書類の不備や審査結果メールが迷惑メールフォルダに振り分けられるケースです。金融機関からのメールが確実に届くよう、事前にドメイン指定受信の設定を確認しましょう。
また、事前審査承認後1か月以内に書類提出がない場合や、1か月以上連絡がつかない場合は申込が自動的に取り下げられることもあるため、審査通過後は速やかに次の手順へ進むことが大切です。